成功したキャバ嬢の人となりを知ることで何か成功へのヒントを見つけてくださいね。
名古屋の元キャバ嬢“エンリケ”ってこんな人
みなさんは、名古屋の元キャバ嬢・エンリケをご存知ですか?
エンリケは言わずと知れたレジェンドキャバ嬢で、彼女に憧れてキャバ嬢になった子もたくさんいるほど、絶大な人気と影響力があります。
現役時代は、老舗高級キャバクラとして名高い「アールズカフェ」で勤務していました。
中学の先輩から代打を頼まれたことがきっかけで、キャバ嬢生活をスタートしたそう。
働き始めた頃はなかなか売れず苦しんでいましたが、結果的に7年ものあいだ「東海地区指名NO.1」という功績を残しました。
2018年には、3日間で2億5千万もの売上げを達成。
さらに2019年に行われた引退式では、4日で5億円という前代未聞の売上を上げて、伝説を残しました。
これだけ聞くと「最初から才能があったんでしょ」と思われるかもしれませんが、彼女が成功できたのは誰よりも努力を積み重ねたからなんです。
売れっ子キャバ嬢になったきっかけは“SNSへの直瓶投稿”
エンリケが働いていたお店がある名古屋は、キャバクラやクラブが多い夜の街。
しかし東京や大阪に比べると、売上げや人気で話題となるようなお店が少ないんですよね。
それはなぜかと言うと、名古屋の人はお財布の紐が硬いからです。他のエリアに比べると羽振りが良い人が少ない印象がありますね。
エンリケが勤めていた「アールズカフェ」も例外ではなく、シャンパンを下ろすようなお客さんはいなかったそうです。
そこでエンリケは、シャンパンを直瓶(瓶を口にあててラッパ飲みすること)している写真をSNSに投稿。
「大胆なその姿を見たい!」と名古屋中からお客さんが押し寄せたそうです。
でも直瓶を続けていたら身がもたないので、10万円、100万円と少しずつ値上げして最終的には1000万円の値がつくまでになりました。
エンリケの直瓶接客は瞬く間に有名になって、これをきっかけに名古屋にもシャンパン文化が浸透したんですよ。
エンリケが成功した理由は“気配り”と“素の自分”を出したから
エンリケが成功したのは、直瓶接客だけではありません。
競争率の激しい名古屋の街で指名され続けたのは、彼女が「気配り」と「素の自分」をさらけ出すことにこだわったから。
入店したばかりの頃は、先輩たちの顔色を伺いながら大人しく控えめな接客をしていたそうです。
でもお客さんに「お店にいる時のエンリケはつまらない」と言われ、接客スタイルを一気に変えたんです。
お客さんにはバリバリ名古屋弁で会話をし、ダメな自分や素の自分をどんどん出すように。
当時書いていたブログでも、変顔や着ぐるみコスプレを披露して「ひょうきんでおバカ」な自分らしさをアピール。
キャバクラ専門の「ナイツネット」というサイトにある「ナイツネットブログ」に投稿したら、人気投票の順位が急上昇!
最終的には東海エリア1位という実績を叩き出しました。
キャバ嬢=綺麗で女性らしいというイメージを覆したことで、どんどんファンができ応援してくれるお客さんを獲得していったのです。
そんなエンリケの親しみやすさは、男女問わず人気を集めるようになりました。
キャバクラは男性が行くものというイメージが強いですが、エンリケには女性のお客さんも多くいたようです。
指名してくれたお客さんはインスタで紹介し、顔出しNGの方は写真に映らないようにする徹底した配慮も心がけていたんだとか。
このきめ細かな「気配り」も、エンリケが成功した大きな理由の一つでしょう。
エンリケの現在
キャバ嬢として数々の伝説を残したエンリケ。現在は、自身の経験と強みを活かしてさまざまな事業を展開しています。
彼女が行なっている事業は以下の通り。
- シャンパンサロン
- エステサロン
- 脱毛サロン
- 買取サービス
- セレクトショップ
- 店舗内装サービス
- 人材派遣サービス
- セルフエステサービス
- 銀座の鮨屋
- クレジットカードサービス
- ネットショップ
凄まじい量ですよね!
幅広い事業を展開するエンリケが経営者として意識していることは、「どれだけコストを抑えられるか」だそうです。
「これまではプレイヤーとして現場でバリバリ働いてきたけど、それはもう卒業」と語っていて、裏方に徹するスタイルを大切にしているんだとか。
「まずやってみる」というエンリケならではの行動力があるからこそ、実現できるのだろうと感じます。
またエンリケは本を3冊出版しており、他の人気キャバ嬢より冊数が多いことから注目度の高さも伺えますね。
しかし今まで頑張りすぎたことが祟ったのか、2021年には約3週間活動を休止していました。
「1秒前のことを忘れてしまう」と記憶障害を訴え、事業やメディア、SNSの更新も全てストップ。
休養中は「1日10時間くらい寝続けた」「人との関わりを最小限にした」そうで、心と体に負担をかけない生活を心がけていたそうです。
そんな彼女のメッセージは「無理したらダメ。何事も体が資本だから、辛い時や苦しい時は休んでしっかり休養するのが一番。」とのこと。
キャバ嬢時代苦労してきたエンリケだからこそ言える、心のこもったメッセージですよね。
現在は完全復帰し、事業運営に邁進している姿を見ることができます。
何事にも全力で取り組むエンリケの姿からは現役キャバ嬢も学ぶことが多いので、ぜひSNSや本でチェックしてみてくださいね。