お客様事例

インテリア業界: (MoMA DESIGN STORE) EC、店舗の両チャネルでMoMAの世界観を表現。共通のブランド体験をすべてのユーザーに提供する。

店舗とECの融合、オムニチャネル化に成功

データの統合によって、管理業務の効率アップ

ネットで注文した商品の店舗受け取りが可能。

店舗にて接客ツールとしてタブレットを利用。

 活の中にさりげなく溶け込み、私たちの感性に優しく作用するデザイン。現在はあらゆるプロダクトにデザインという観念が取り入れられるようになってはきたが、そんな流れの中で、「MoMA DESIGN STORE」が果たしてきた役割は大きいといえる。セレクトショップのハシリともいえるブランドの日本上陸の背景からミライまでを、シャディ株式会社 MoMA事業部事業部長である伊地知俊介氏とクリエイティブを担当する大出竜一氏に語っていただいた。

グッドデザイン&アートをよりわかりやすく世の中に広めていく

デザインは人々の生活に彩りを与え、より豊かで文化的なモノへと導いてくれることは間違いない。ここ数年の間に、我が国でもプロダクトデザインに対する消費者の関心が高まりを見せ定着してきた感があるが、セレクトショップの草分け的存在として知られる「MoMA DESIGN STORE」は、すでに十数年前からデザインが身近にあるライフスタイルを提案し続けてきた。今、表参道にある店舗の実績が好調なのだと聞く。ようやく時代が追い付いてきたのだ。

「MoMA DESIGN STOREはユニークな展示で知られるニューヨーク近代美術館のミュージアムショップ。来場者のためにギフトだけに留まらず、MoMAの学芸員がセレクトした“グッドデザイン”アイテムを広く扱っています」というのは、MoMA事業を取り仕切る伊地知俊介氏。そのミッションは“MoMAが考えるグッドデザインやアートをよりわかりやすく世の中に広めていくこと”なのだという。そのため、扱っている商品ひとつひとつにデザイナーの思いや、学芸員にセレクトされた理由といった個別の“ストーリー”が存在しているが特徴といえる。「本国ではNPO法人がショップを運営しており、収益はすべて美術館の運営に当てている。アートの普及が目的なので、本国のバイヤーも、“売れそう”とか、“可愛い”という観点でセレクトしているわけではないので、一般的なインテリアショップや雑貨店とは大きくスタンスが違っているのです」(伊地知氏)。

在庫情報と顧客情報の一元化が長年の課題になっていた

元々は、現在パナソニックの傘下となっている三洋電気の新規事業としてスタートしたという。

「2003年当時といえば、産業界では“デザイン”がキーワードとなっていて、携帯電話や家電製品においてもスタイリッシュなプロダクトが次々に世の中に登場している時代でした。時流をキャッチするアンテナショップを欲して三洋電気がたどり着いたのがMoMAだったのです」。ライセンスの獲得に成功した後の2004年にECサイトがオープン。感触をつかんだ2007年には、表参道に実店舗を立ち上げた。ところが三洋電機とパナソニックの経営統合によりMoMAライセンスの移管が決定。2011年にはスタッフも含め、ギフト販売の大手企業であるシャディ株式会社へ引き渡されることになったという。

「ECサイトと実店舗を別々に立ち上げてきたという経緯もあって、それぞれに別のシステムを構築して運用。店舗は独自のPOSを導入し、在庫情報と顧客情報が一元化できずにいたので、業務は煩雑になっていました。お客様からしても、ショッピングポイントが共有できずに不便な印象を与えていたのは確か。それが長年の課題となっていました」と語るのは、同社のMoMA分野における新規事業の立ち上げとクリエイティブを担当する大出竜一氏。そんな課題を抱えたままライセンス移管を果たした後、システム統合を実施すべく絶好のタイミングがやってきたと伊地知氏は続ける。「シャディもレガシーシステムを入れ替え、オムニチャンネル化を目指していました。トライアルとして、ちょうど良い規模感であったMoMA事業に白羽の矢が立ちました。店舗とECの融合のモデルケースとして、経営層に対し、私たちの取り組みや成果をフィードバックすることが期待されていたのです」(伊地知氏)

ECと店舗共通のキャンペーンなど顧客の利便性を考慮した取り組みも

大出氏をチーフとしたプロジェクトチームが発足。経営層から指定のあったエスキュービズムとタッグを組み、新システムへのリプレイスがスタートした。 「エスキュービズムさんのパッケージであるEC-Orangeをベースとした新たなシステムを構築。そこにECと店舗のデータを統合していきました。店舗にタブレットPOSを導入。ECサイトについてはデザインはそのまま踏襲しつつ、中身をすべて入れ替えるという大掛かりな改修を実施しました」(大出氏)

もっとも難航したのが商品データと顧客データの移行作業だった。店頭に並ぶ商品だけで2000、ECでは3000ものアイテムが存在するという同店。別々の部署が独立したシステムにて、それぞれに管理していたデータを一つのシステムに統合する作業は困難を極めた。さらに心配だったのが、ECサイトを使用するユーザーや、店舗レジのオペレートするスタッフの使用感が、これまでと同じものになるのかどうかということ。スタッフの意見を踏襲しながら、そのギャップを埋めるために調整を重ねていった。「エスキュービズムさんとは、まさに二人三脚の状態で作業を進めていきました。非常にレスポンスも良く、データ統合などのアドバイスも的確だったので、システムの移行も順調に進んでいきました」(大出氏)

データの統合によって、顧客の利便性と管理業務の効率のアップという、2つの大きな目的を果たすことができたという大出氏。「今後はECとリアルな店舗共通となるポイントキャンペーンの展開や、ECで注文した商品を店舗で受け取るなど、顧客にとって利便性の高いショッピング体験が提供できるようになる」と語る。

また、今回、はじめて導入することとなったタブレットPOSの利便性については伊地知氏はこのように評価する。「個人的にはAppleストアが好きで、あのようにレジという場所の概念のない、スマートかつ顧客にとって便利な会計、情報提供ができればと思っています。今回のEC-Orangeの導入により、その土壌ができたので、後はどのように私たちが運用していくのかにかかっています」(伊地知氏)
さらに、百貨店などの依頼を受け、期間限定のショップを店舗以外の場所で展開する、いわゆる“催事”の際にも、このEC-Orangeがチカラを発揮するのではと期待を寄せる。「何がどれだけ売れたのかを把握する単品管理に苦労していたのですが、インターネット接続が可能なタブレットPOSがあれば即座問題は解決。さらに商品情報もその場で検索できて、お客様にすばやくレスポンスできる。今後は催事のスタイルが大きく変わっていくと思っています」(伊地知様)

小売りとして先端を走っていくそんな存在であるべき

最後にMoMAが見つめる“小売りのミライ”について聞いてみる。

「EC、店舗、カタログといった、どのチャンネルにおいても同じブランド体験、MoMAの世界観を体験していただくことに尽きます。スマートホン、オムニチャンネルとツールや手法そのものはどんどん進化していますが、それらすべてを使って、世界観そのものを多くの消費者に伝えていきたいと思っています」(伊地知氏)

だからこそ、陳列やPOPを含めた店舗空間、ECサイトやカタログの写真や配置など、ディティールに徹底的にこだわる。どこのチャネルから入っていっても、そこに確実にMoMAを感じることができる。「アイテムのセレクトだけではなく、やはり売り方、見せ方を含め、小売りとしても先端を走っているような、そんな存在でいなくてはいけないと思っています」(伊地知氏)

MoMA

https://www.momastore.jp/momastore/

インテリア家具・インテリア雑貨の通販・MoMA公式オンラインショップ。MoMA STOREにはNY発の雑貨インテリアがズラリ。モダンでアートなデザインはギフトや誕生日プレゼントに最適です。

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